北大苫小牧研究林~その2 2009・1・21(水) |
札幌に比べ比較的雪の少ない苫小牧市ですが寒さは同じ。やっぱり寒かった。
広大な敷地内の車道はツルツルテッカテッカ!白い鏡のアスファルトのようでした。
あたりを見渡すと、木の多くには無数の苔の花が。
次の写真はエゾヤマザクラの幹に咲いたように見える「梅の木苔」。
梅だけとは限らないのですね。桜や他の種類の木にも形を変えて沢山見られました。
一方、白い雪の上に散らばっている粒状のものは何だと思いますか。
その上を見上げると、榛(ハン)の木の裸木が広がっています。
≪カバノキ科 ・ハンノキ属・落葉高木 ≫
実はこの黒い粒状のものはハンノキの種なのです。枝先にマツポックリのような球果がぶら下っていますが、その中に種があります。恐らくその種を好物とする野鳥のマヒワなどによって零れ落ちたものと思われます。
また、冬の森の中は裸木ばかり。
茎から多くの根を出しながら木や岩面をよじ登る「ツルアジサイ」の花も、ドライフラワーとなって姿を留めていました。
大木に絡みつき、これでもかというようにしがみついていますね。
こうしなければ生きられない宿命を持った植物。その執念あっぱれ。
夏(7月撮影)の緑のときはこんなに繁っていました。
このツルアジサイとよく似た花に、ツル性ではない「ノリウツギ」があります。
この木もこの研究林には多くあり、この花も今はドライフラワー。
別名「サビタの花」と呼ばれ、北海道の森林ではよく見られます。
このノリウツギも、やはり夏(7月撮影)になると神秘的な美しさを放ちます。
花だけを見る限りでは、全く見分けが付かないツルアジサイとノリウツギ。
ちょうど同じ時期に咲くこともあり仲良しの植物のようです。
研究林での様子は明日も続きます。もう少しお付き合い下さいね。
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ご心配をお掛けいたしましたが、昨日の大雪の後始末はなんとか治まりました。今年の札幌は雪が少ないと喜んでいましたが、やはり北海道の雪を侮ることなど出来ないことでした。車は勿論、人間の歩行も困難になってしまった我が家の裏通りは、一時は誰もがお手上げ状態。
ところが、排雪ブルの重機を動かすことを業としている方が近所に住まいしていたようでした。その方が、いつの間にかあの重く降り積もった雪をブルで掻き分け道路を作ってくれたのです。まるでスーパーマン、いえ神様、仏様でした。何やかにやで昨日は大騒ぎだっため、オバマ新大統領の就任式は今夜ビデオでしっかり見ることになりそうです。
重機の出動、ありがたいご近所さんですね。
人間の力では限界がありますものね。
お写真のツルアジサイのしがみつく姿は
蜥蜴のよう、まさしく執念ですね。
週末はまた寒波の予報が出てます。
どうぞお気を付けください。
ブルを考え作った方に 感謝 感謝ですね あはははは
それから 白いつるつるの道路を 車で ・・・北海道の人たちは
凄いです・・尊敬ですよ・・
それから サビタの花 神秘的 いいなあ~
山でみたら うっとり・・ですね
一時は途方にくれましたが、何とか生活道路が確保できました。
この裏通りは、日頃は市の除雪が入らないところなのです。
それでも、気温が低いとそれなりに岩盤のようになって車の走行も可能なのですが、
いったん暖気になるとズブズブ埋まってしまうのです。
ツルアジサイの逞しさにはいつも驚かされます。
植物も冬に耐えて頑張っているのですから、私も頑張らなくちゃ~!
あと一息ですものね~♪
北海道は夏の涼しさで恩恵を受けている分、冬は鍛えられます。
それと、ツルツル道路は人間が歩くにも、また車の走行もともに
北海道人は上手なのでしょうね。
それでも私など毎冬ヒヤッとすることが数回あります。
そのようなことでも待ち遠しい春です。