目覚めた短日植物 2009・7・9(木) |
それでも北国にとっては大切な夏日和。
明日は最高でも20℃との低温予報が出ていますから尚のことです。
こうした浮き沈みの激しい今年の天候、植物にもちょっとした異変がありました。
先ず、デンマークカクタスに早くも今の時点で花芽が付いてしまいました。
これは、例年であれば晩秋に花芽をびっしり付け冬の花として開花します。
ところが、花芽を付ける条件が早い内に整い過ぎてしまったのでしょうね。
この花芽の条件というのは、「短日」「気温」「茎節の成熟」など。
私の場合は春になってから鉢を外に出しっ放しだったこと、それに肥培を続けたこと。
そのうえ今年の6月に依る札幌の寒さです。
このような巡り合わせから、思いがけず花芽分化期が作られてしまったのでしょうね。
まあ、あなた任せの気象状況ですからこんな年があっても仕方ないですね。
そしてもう一つ。春の終わりまで長く花が咲いていた「胡蝶蘭」。
花が終わったばかりの株に、またまた2本の花芽が伸びてきました。
これも同様に、通常であれば花芽分化期を経て冬に咲く花です。
実は、この花芽を確認した折に、この芽は欠き取った方が良いのでは?と。
けれどもあれこれ思案している内に、日毎に伸びてくる花芽にその思いは消えてしまいました。折角与えられた花の命、思う存分咲かせてあげたいと思うようになったのです。
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一方、次は庭の雑草です。
今の時期、道端から原っぱにいたるまでどこでも咲き広がっている帰化植物。
当然に庭の中にも侵入してきます。雑草と言っても綺麗な花なので、許す範囲で黙認しています。ただ、花後は種を落とさないよう注意して除去していますが・・・
そして次も同様。
これは「スイセンノウ」と呼ばれ、アスファルトの道路沿いにも逞しく咲いています。
花はこのような形。白色もありますが、圧倒的に赤(ローズ色)が占領しています。
栽培された草花にも、そして雑草にも集まって来る「ハナグモ」。
今日もラベンダーの花の陰に身を潜めていました。
花と共存共栄の命です。北国の短い花の期間を精一杯頑張ってね。
いずれも冬に咲いて欲しい花たちですが、致し方ないですね(涙)
暑いときに咲いてもすぐ散ってしまうのでは?と心配しています。
いよいよ北海道行き近づいてきましたね~♪
北海道では、いまラベンダーが満開ですよ!!
キク科の花は、マトリカリアににていますね。下の花はフランネル草です。
クリーブランドでは庭に見かけることが多いので、札幌は住みやすいのだと思います。
植物は気温や日の長さだけを頼りにしている正直者のようですね。
それとスイセンノウはフランネル草など色々な別名があるようです。
「リクニス・コロナリア」が正確な名前のようですよ。
本当に札幌の気候が最適のように雑草化しています。
そそっかしいですね。一人で笑ってしまいました。
季節がひっくり返ったような感覚になります。
スイセンノウは漢字だと酔扇翁、想像力の働く名前ですね。
私もフランネル草しか知らなかったので勉強になりました。
ボタニカルガーデンでは紅白が対称に植えられてましたよ。
私など花の名前がすぐ出でこないことが多々あります。
実はこのときも「スイセンノウ」はすぐ分かっても
最もポピュラーな「フランネル草」の名前が何処かにいってしまい
難渋していました。
ひなげしさんのお陰で解決出来ました~(笑)
有難うございました。これからも助けて下さいね。
実は上京しており昨夜遅くに帰宅しました。
玄関に入る前に気になっていたこのカクタスを見に行ったところ
満開でした。こんな時期の開花は本当に初めての経験です。
これからは地球温暖化の問題も含めて植物たちが
面食らうことも多々起こりそうな気がします。
ボタニカルガーデン、やはり一度は行ってみたいです~♪