探鳥会に参加して 2009・8・2(日) |
とある探鳥会にご一緒させていただき、朝からバードウオッチングに行ってきました。
野鳥にとっては、子育ても終わったこの時期はちょうど端境期とのこと。
水面に「カイツブリ」の親子や「マガモ」の姿は見られたものの、木々を飛び交う野鳥の姿を捜すには苦労しました。それでも鳥見の達人達による野鳥を見つける感の良さ、また少しの囀りも素早く判別する確かさ。
夫と私のような初心者にとっては到底信じられないような熟練のほどです。
そのような方達と連れ立ってバードウオッチングが出来ることの幸せ。
とにもかくにも楽しい一日でしたが、ついて歩くのが精一杯のため結局鳥の写真は一枚も撮れずに終わってしまいました。
この日観察出来た鳥は、カワセミ・キセキレイの幼鳥・アカゲラ・ウグイス・トラツグミ
カイツブリ・マガモ・ノスリ・センダイムシクイ・コゲラ
アオサギ・ヒヨドリ・キジバト・ゴジュウカラ・ハシブトガラ
イカル・アオジ・シジュウカラ・コゲラ・・・など
終わってみると結構な数の野鳥となりました。すべて達人たちのお陰です。
そのなかでも私たちにとって一番の収穫は、何度も「カワセミ」の飛翔を目撃したこと。
いずれも双眼鏡のレンズ越しでしたが、憧れのカワセミの動きをはっきりと目に焼き付けることが出来ました。それはまさしく空飛ぶ宝石のような美しい翡翠の色。
これほど感動したことはあったでしょうか。それにしても画像がないことが本当に残念。
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野鳥の写真を撮ることは出来ませんでしたが、カメラの中には次のものが。
息絶え絶えで地面にいた「アカエゾゼミ」
そして「コエゾゼミ」。アカエゾゼミとは模様が若干違いがあります。
これらは、いずれカラスなどに食べられてしまうのでしょうか。
一方湿地にはヨシの葉が生茂っていましたが、そのヨシの葉を折り曲げて巧妙に作られた「コマチグモ」の産室。あちこちに沢山見られました。
コマチグモのお母さんはこの産室の中で子育てをし、揚句の果てには自分の体も子供のために提供するという母子愛が凝縮した産室です。
静止しているものは写真も簡単です。
今年は雨が多いせいかキノコが乱立。次の「タマゴタケ」は食べられるそうです。
次は「テングタケ」。可愛いですが毒キノコ。
静止しているものの写真は続きます。
「ノリウツギ」(別名サビタの花)
「クサレダマ」
今日のような鳥見の達人たちとの同行は勉強になることが多く、病み付きになりそうです。今度はいつ連れて行ってもらえるか楽しみです。
翡翠とうとうご覧になったんですね。
お気持ちがよく伝わってきます♪
以前に「裂けるキノコは大丈夫」説というのがありましたが
そうではないようなので怪しいものは避けた方が無難ですね。
この達人さんたち、本当は人間の仮面をかぶった鳥なのでは?と思うほどでした。
先ず、上を見上げて空の状態を確認し口に出る言葉は、
「このような低い雲の状態では、その辺に虫がいる筈~!
であれば、きっと今日は「ハリオアマツバメ」が見られるでしょう~!」
そして、その通りに飛んでいるのですよ! 凄いでしょ~!
何にでも、その道に通じている人間っているものなのですね。
キノコは綺麗な姿ほど恐ろしいと言われていますし、
食べられるキノコと言われても気味が悪いので口には出来ませんね。
その道その道で極めた方との交流は本当に刺激が得られますね。
野草の菱山忠三郎先生って聞いたことのあるお名前です。
近くでしたら私も是非参加してみたい教室です。
それとエゾゼミの模様~言われてみると、
本当にアイヌの民族衣装の文様とよく似ていますね。
北海道ではもっと早い時期に「エゾハルヤマゼミ」と言うのが現れます。
お天気で彼らの大合唱が始まったりすると、とてもバードウオッチングなどは無理。
それはそうですよね。
何年も土のなかにいて、やっと出できて僅かしか生きられないのですから
ありったけの声で叫ぶのでしょうね。
そう、野鳥の写真は難しい~が実感!
近くの枝でじっと動かないで止まっていてくれるなら可能かも知れませんが、
高い木の葉陰から葉陰へと敏捷に動く鳥は望遠と技術が必要のようですね。
何事も初心者である私などには、「まだ10年早い!」と聞こえてきそうです。
菱山先生は高尾にお住まいでしたか!
それは素晴らしい環境のもとでフルに研究されているのですね。
そのような方の存在で啓蒙され、一層に自然は守られているのかも知れませんね。
hiroさんの周りの恵まれた自然は大切な宝物だと思います。
良い地に転居されて正解でしたね。