流れに身を任せて~梅花藻 2009・8・9(日) |
雲ひとつなく青空が広がった夏らしい暑さのなか、精一杯に鳴くセミの声を耳にしました。
早い時期のエゾゼミの抜け殻は既に目に触れていたものの、実際の鳴き声を聞くことは私にとって今年初めて。束の間の北海道の夏の暑さを迎えて、セミもきっと声を限りに思う存分に鳴いたことでしょう。
さて、この週末は昨日のうちに芝刈りなどの大仕事を終え、残る今日は自由の日。
そこで朝から当てもなく向かった先は郊外の川べり。
なにかしらの野鳥に会えるかも知れないと期待を込めての行動でした。
ところが思いがけず目にしたものは、次の「バイカモ」(梅花藻)。
清流や水のきれいな湖沼にしか生育しないこの花はキンポウゲ科の水中花です。
川べりの草は鬱蒼と生茂り、水面の近くまではどうしても行けません。
ぎりぎりまで近づいてシャッターを押すも邪魔な草どもです。
水面からぽっかり顔を出し浮いている花は2センチ弱の大きさ。
白く無数に咲いている様子はとても涼しげに見えます。
一方、中空の茎は水中に伸びてその長さは1~2メートル。
澄み切った川の流れに身をまかせて揺れています。
川沿いには「ノラニンジン」が今を盛りに咲き乱れています。
また、ふと目をそらした先には、派手な色合いの蛾
(はやぶささんのご指摘で「カノコガ」と訂正させていただきました。
はやぶささん有難うございました)
自然は夏の日差しのなかでみんなが謳歌しています。
梅花藻は富士の吹く流水が流れている川に咲いて居るとテレビで見て、
憧れていましたが、寒い所がすきなのですね。
ノラニンジンの花はアメリカでは(クイン・アンス・レース)と呼ばれて、憧れているはなです。
一昨年アメリカに行った時、クインアンレースの新芽だと思って貰ってきた花は、鋸草だったのですが、もう20年程前には、持って帰ってベランダ出、咲かせたことがあります。上げは蝶がすきでした。
久振りの蛾の美しさ、見ほれています。自然の衣装はみごとですね。
↓の蝉の色も初めて見るいろでした。
さすがに日本各地を歩いていらっしゃるhiroさんですね~^^♪
既に梅花藻をご覧になっていましたか。
北海道に住む私でさえも、これほど咲いている光景を見るのは初めてでした。
季節限定に咲く、水の上の花畑といったところでしょうか。
今や体の一部(?)ともなっているPCに不具合が生じると、
本当に滅入ってしまいますよね。
それがひょんなことで修復できたときの嬉しさ!
私などいつもその繰り返しです(笑)
梅花藻は清流が大切な要素ですが、
水温も一年を通して14度くらいが相応しいようです。
この川は透明度の高い支笏湖から注いでいる川なので
環境としては恵まれているようですよ。
ノラニンジンの花は、開くと本当にレースの傘のようです。
アメリカでは「クイン・アンス・レース」と呼ばれているそうですが、
ピッタリの命名のような気がします。
また、間違って帰国したノコギリソウの種~(笑)
日本のアゲハがさぞ喜んだのではないでしょうか。
夏でも川の水はとても冷たいです。
花が咲く時期は限られていますが、北海道ではこの藻のように
水中に浮かんでいる様子がときどき見られます。
まだまだ綺麗な川が多いということでしょうか。
支笏湖周辺の川や森は とても魅力的な場所が多いですよね。
動植物が豊かなこともあり 何度訪れても ワクワクしますね~♪
最後の蛾は カノコガではないでしょうか?
我が家にもよくいますが 蛾にしてはのんび屋ですよね。
食草は タンポポや落ち葉ではないかと言われていますが、
他の普通種に比べて はっきりしないようです。
週末しか動きをとれない私たちにとって、高速代の割引は助かります(笑)
それほど千歳・苫小牧周辺には足を運んでいます。
蛾についてのご指摘仰るとおりですね。有難うございました。
我が家の庭には「ヒトリガ」が毎年見られますが、
あの独特な上翅の模様と同じですものね。
今回のカノコガもそうですが、派手な模様は蛾のなかでも特にお洒落さん。
きっと有能なデザイナーが付いていると私は信じています。