涼しさ求めて自然散策 2010・6・13(日) |
暑さに慣れていない北海道人としてはもう限界状態。
そこで昨日は少しでも涼しい場所へと避難。
行き先は市内にある定山渓温泉の自然散策路。
川沿の自然道をマイナスイオンを浴びながら進みます。
ところが、入り口付近で突然野鳥「オオルリ」の囀りにびっくり。
辺りを見渡すもその姿はどうしても確認出来ず。残念。
それでも日本三鳴鳥(ウグイス・オオルリ・コマドリ)のひとつですから、暫しその囀りを堪能。
しかし、その後がいけません。今度は地鳴りのような「エゾハルゼミ」の大合唱。
まあ、それでもオオルリの囀りを耳にすることが出来たので良しとすることに。
▼林内には「車葉草」(クルマバソウ)がびっしり。
葉の形を車輪に見立てた命名。明るい葉は押し花にしても黒変せず緑葉のまま越冬。
山野草が静かなブームになっている昨今では、園芸店でも見掛けることがあります。
冬のあいだ雪の下で力を蓄えていた植物は、季節が変わると一気に弾けます。
▼これは「ツルアジサイ」でしょうか。
他の植物に絡みつつ、ツルを伸ばして上へ上へと世界を作って行く。これが宿命。
▼また緑一色の林内で、ひときわ明るい色の「谷空木」(タニウツギ)。
▼次は、「紅輪蒲公英」(コウリンタンポポ)。
高さ50センチ程になる多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物です。
鑑賞用に栽培されたものが野生化。特に北海道に拡がっているようです。
▼花は濃い色でなかなか鮮やか。茎を始めとして全体に起毛があります。
▼そして「崑崙草」(コンロンソウ)。
この白い花が林内いたるところで咲き乱れていました。
ちょうど今が開花の時季だったようです。
緑が濃くなる夏に目立つように明るい白い花が多くなる。
このことも虫を引き寄せ種を運んで貰うための合理的な自然の仕組みなのですね。
▼「春咲山芥子」(ハルザキヤマガラシ)も今が全盛。帰化植物の勢いは凄まじいものです。
▼「宝鐸草」(ホウチャクソウ)
▼「筆竜胆」(フデリンドウ)。花と茎を筆に見立てた命名。
野のなかにひっそりと咲く様子には心動かされました。
▼「九輪草」(クリンソウ)
このような花が林内に咲いていると、一瞬どこかのお庭かと思ってしまいます。
▼このあと足を伸ばした先は、札幌の水瓶である「豊平峡ダム」
山の緑が水に映え風も爽やか。美味しい空気。最高の命の洗濯です。
そして、ここで目を見張ったことは「イワツバメ」の乱舞。
風に乗って伸びやかに自由に空を舞う姿にすっかり酔いしれました。
双眼鏡のレンズを覗くと空中には小虫もいっぱい。
爽やかな風もあり、餌もいっぱい、そして巣作りには格好の場所もいっぱい。
イワツバメはこうしたところで繁殖しているのだと十分に納得した思いでした。
自然散策と称して一日中歩き回ったこの日。
最後は定山渓温泉の日帰り入浴で汗を流して帰宅。
けれども早朝4時からの庭仕事後に出掛けたとあっては疲れが一気に噴出。
夜は正体不明のような状態で熟睡したことは言うまでもありませんでした。
オオルリ コマドリ って どんなんかなあ~
なんか 気になるなあ~です
やっとと言うか急に暑くなりました。
25度前後くらいが一番望むところなのですが贅沢ですね(笑)
hiroさんの仰るとおりに、自然の中のいると身体が喜ぶようです。
途中、図鑑を開き草花を観察している熟年ご夫婦にも出会いました。
私達もそうですが、最近は多くなりましたね。
と言うことは私達もそれ相応の年齢になったということでしょうか(笑)