根わさびの花 2012・6・6(水) |
このところの好天続きで土が乾いていたのが気になっていましたから・・・
前日の予報では少しばかりの雨マークを見てはいましたが、
「どうせ当たりっこない~!」と、生来のひねくれ根性が頭を持ち上げての水撒き。
ところが、やっぱりです。今日の札幌は日中雨となりました。
まあ、私の人生いつもこんなものです~(笑)
▼さて、次の写真は「セイヨウワサビ」(西洋山葵)の花。
≪アブラナ科・セイヨウワサビ属・東ヨーロッパ原産≫
この根をすりおろしたものはローストピーフの薬味としてよく知られています。
しかも「ホースラディッシュ」なるハイカラな名前まで持ちあわせて。
けれども北海道ではもっぱら「根ワサビ」と呼ばれ、
鼻に抜けるような強烈な辛さとともに、完全野生化しているワイルドな存在。
その姿は野っ原でも何気なく見掛けることがあるほどです。
我が家のものは、市販されている根の断片の食べ残ったものを土中に埋めただけのもの。
それが簡単に根付き、庭の片隅でもう10年以上も育ち続けています。
▼草丈は1メートル近くまであり、その茎はこのような状態。
この葉を好む虫は沢山いて、例年であればこの時期は葉脈だけの状態がほとんど。
ところが今年はどうしたことか虫による被害が今のところ全くなし。
勿論農薬を撒くことなどはしていないのですが・・・・不思議です。
でもそのお陰で今年初めて花や葉の観察が出来ました。
▼根元の葉はこのような感じ。茎から出ている葉とは全く似ていませんね。
そしてこの根ワサビの一番は、何と言ってもその尋常ではない辛さ。。
おろし金ですりおろすだけで、鼻にツ~ンとやって来て思わず顔をしかめ涙までもが~!
それでもやみつきとなってしまうのが、辛さの奥にある甘さ。
熱いご飯のうえにのせ、お醤油の香ばしさとともに味わう絶妙の美味しさ。
ご飯のお供とするには最高でしょうね。
ちなみにこの根わさびは雪解け後の葉がまだ小さい頃が辛みも香りもいっばいとか。
葉が繁るようになったら瑞々しさも幾分薄れてくるようですよ。
ホースラデッシュを初めて味わったのはイースターウイークにアメリカに行った時に、丁度重なったセント・パトリックデーのランチに食べたすね肉の料理に付けた時でした。わさびに似て美味しかったです。
その後友人に連れられて行ったレストランで金曜日の魚料理に付けて食べた事が有りましたが、中途半端な味に辟易していた料理がホースラデッシュのお陰で食べる事が出来た経験が有って、懐かしい味です。
ホースラディッシュはお肉の薬味としては欠かせないもの。
そこでお肉の本場アメリカでは利用されることが多いのでしょうね。
ひなげしさんは本格的にノーマルな食べ方をされているようですが、
私などはライスに合わせた和風の食し方~(笑)
和風というより北海道風なのかなあ~!
北海道のお店では根の断片がパック詰めで売られていますが、
東京にはありますか~?
西洋わさび(北海道では根わさび又は山わさび)が園芸店で売っていましたか~!
今は何でもあり~!なのですね。
でも食料品の野菜コーナーで根茎を求め、
それを幾つかに切って土に挿すとその数だけ根が付くと思いますよ。
北海道ではそのようにして増やしていますが、
暖かい地では上手い具合に育つのか、その辺が不明ですが・・・