葉の落ちたサンシュユ 2012・11・29(木) |
いまだ全面復旧には至っていない有様です。
更に真冬並の寒気団も伴うなど被害地の方の辛さには計り知れないものがあります。
まさしく陸の孤島とはこのようなことを言うのでしょうね。
一日も早く明るい電気のもと、暖房の効いた暖かい部屋で過ごすことが出来ますように。
札幌の私のところはお陰さまで停電もなく無事に過ごしておりますが、
このときの荒れた天候によって、
庭の「サンシュユ」(山茱萸)の葉がひと晩で一気に落ちてしまいました。
▼今は野鳥が好む紅い実だけが残されています。
サンシュユと言うとミズキ科特有の秋の紅葉も見事な筈ですが、
我が家のものは数年前から葉が思ったほど紅葉しません。
それが氷点下の寒さにあたっていっぺんに葉を落とすというのがパターンに。
今年も同様でした。
ただ一木全葉が一瞬に落ちる為その量の後始末が大変。
幸い下はバリバリの固い雪で覆われていますから、
その上に重なった落ち葉を掃くことが出来ます。
何とまあ、今朝はこの冷え込みのなか落ち葉掃きでした~!
自分ながら呆れてしまいました~(笑)
それでも葉の落ちたあとは色々なものがよく見えてきます。
冒頭の写真では枝の何箇所かに、「イラガ」の越冬繭(マユ)があります。
これは春まで待っていては遅いので、今のうちに退治しなければ。
とても堅いのでペンチでなければ除去出来ません。
そして下の写真では来春の花芽を確認することが出来ます。
薄茶色の丸い実のようなものが花芽です。
寒さいっぱいの冬のさなかであっても、こうして命の繋がりを知ることは楽しいことです。
そんなんです。
暖房は灯油を用いていることが多くとも、ほとんどが点火には電気が必要。
ですから電気が停止していては暖房もストップ。
この寒波の中ではもう万事休すです。
サンシュユの実は毎年鳥に完食されます。
葉が落ちると目立つので急ビッチでなくなると思います。
繭らしき卵らしき白い玉はイラガの・・・卵の越冬する姿
とははじめて知りました。そういえば冬の枝には色形が
違っていてもこれはなに?と,時々おもうことありです。
退治するべきですね。
知らなかった 今度 観たら ペンチで退治します・・・
イラガの幼虫は若草色をしたとても綺麗な虫ですが、
別名電気虫とも言われるように触ると激痛が走るので有名。
私のところでは普段庭仕事をしない夫が何故か一年に一度は被害が~(笑)
いえ笑い事ではありません。本当に恐ろしい虫。
ですから必ず撃退しなければなりません。
その幼虫は自分で糸を吐き出し堅いまゆを作りその中に入って越冬します。
そしてその表面に描かれる茶色の文様は二つとして同じものはないそうですよ。
鳥に信号を送っているのでしょうね。
子孫繁栄の為に。
そうですね。
紅い実は子孫拡大を計るために鳥を呼ぶ色なのでしょうね。
これも自然の知恵でしょうか。
考えようによっては地球上の生き物は持ちつ持たれつ。
助け合いの精神の上で成り立っているのかも知れませんね。