深山苧環 2006・5・25 |
苧環の名は、昔麻糸を巻いた道具と花の形が似ているため、つけられた名前である。写真の深山苧環は、数年前道端に美しく咲いていた姿に魅せられ、その種を持ち帰り庭に撒いたものである。驚くほど強健でこぼれ種からどんどん増えてしまった。最近は花後は種がこぼれないようカットしている。カラフルな西洋苧環に比べ、日本古来の深山苧環は楚々とし風情があるような気がする。
花はいつもは下向きに咲いているのだが、今朝はめずらしく上を向いて迎えてくれた。
をだまきの花のかたちに夕暮るる はなを