今回の京都・奈良巡りは、娘家族からの「一緒に行きませんか」とのひと言。
そして、「便乗したい」と即答した私達。
そこで、飛行機や宿の手配は全て彼ら任せ。
お蔭で私達は、進呈された航空券をしっかり握って向かっただけの気楽さ。
先ずは千歳空港から神戸空港へひとっ飛び。
神戸空港に降り立つと、札幌とはあまりにもの気温差にびっくり。
ここはハワイか?と勘違いするほど~(笑)
東京から新幹線利用の娘家族とは、京都で落ち合う予定。
ところがお互い忙しい身同士ゆえ、
事前に詳しいスケジュールを決めぬままの決行。
お互いメールのやりとりで連絡しあうというアバウトさ。
取り敢えず京都駅に着くも、どこを見ても人・人・人で溢れんばかり。
しかも駅のコインロッカーは全て空きナシ。
一足先に着いた娘からのメールで、駅直結の伊勢丹のクロークで預かってくれるとのこと。
しかも、伊勢丹カードを提示すると無料との情報。
さあ、夫と伊勢丹に走りました。
ところが、とき既に遅し。ここも満杯の状態で丁寧に断られました。
致し方なく、初日は二個のキャリーバッグを引っ張りながらの観光。哀れ。
結局のところ、娘家族とは清水寺で合流。
▼先ずは、入り口の仁王門でパチリ。
平成15年に解体修理されたばかりの正門は、美しい丹塗りで艶やか。
また、扁額の「清水寺」なる文字は、平安時代の名書家藤原行成のものとか。
▼次の鐘楼も、平成11年に彩色復元されたそうです。
こうして見ると、桃山時代の美しい様式が一層華やかに蘇ったような気がします。
▼そして清水といえば、何と言っても「舞台」
身動き出来ないほどの人が押し合い圧し合いしながら見下ろしています。
さすがにここは京都の顔。
▼大丈夫かな~! この急こう配な崖の上に設置された舞台。
櫓を組むように太い柱の組み合わせによる支え。
実はこの構造の安全性を、最近テレビで知ったばかりの私。
木材の持つしなやかさを利用しつつ、宮大工の精巧な腕を駆使。
おおよそ400年前から、大きな地震が幾度となくあったにも関わらず、
びくともしなかったこの舞台。
つくづく先人たちの知恵と工夫が生かされているのだと痛感するばかりでした。
▼是非とも、この接合部分をしっかり見てきたいと思っていた私。
クレーンなどない時代に、よくここまで組み立てたものです。
▼境内にある音羽の滝もご覧のように長蛇の列。
▼その境内を歩いていて、私が惹かれた植物は、やはり色鮮やかな錦絵。
▼更に山肌にびっしりのシダ。これは特にお気に入りでした。
▼また、帰り道の参道にいたっては、歩くのも困難な状態。激混み。
▼この女性は本物の舞妓さんでしょうか。
京都では着物姿の観光客を随分見かけました。
このあと、夜間ライトアッブしている高台寺に移動。
そのとき夕闇の中に浮かぶ八坂の塔が印象的でした。
このとき京都に来ていることを実感したものでした。
<今回はこの辺で。続きは次回に廻させて下さい>