列島全体が強い寒波に覆われ、各地に大雪警報が出されているようですね。
札幌も毎日寒い日が続いています。
とにかく最低気温は勿論、最高でもマイナスとあっては、まるで冷凍庫のなか。
しかも風があると、その寒さは一層に堪えます。
▼葉が全部落ち、赤い実だけが残った庭のサンシュユ。
その真っ赤な実も寒さでブルブル~!
久し振りにカメラを向けてみると、表面は寒さでしなびてしまっていました。
寒風を直接に受けないように、もっと積雪を望みたいのですが・・・
ところが、札幌の今は寒過ぎて、雪が降れない状態。
少し気温が緩むと、ドカッ~!と、降ると思うのですが。
先日から除雪らしいことはしましたが、その集めた雪は花木の根元にせっせと移動。
そう、雪布団を作ってあげたのです。
▼雪囲いのためには恥も外聞もありません。
そのためにはビール箱も出動させられています。
今は缶ビールがほとんどですから、このようなプラスチックの箱は見掛けませんね。
何でも捨てない年代の私ゆえ、かなり以前のものが20個ほどあります。
ところが、これが実に役に立つのですね~!
屋根からの落雪があるところでは、花木を守る一番の働き者です。絶対安全。
でも、この存在はかなり恰好悪い。
で、ここにも早く雪で隠して欲しいというのが本音。雪よ降れ~!
昨年から時折訪れている有料老人介護施設。
遠縁にあたる独り身の高齢女性がお世話になっているところです。
昨夜も行ってきました。
そこでは1階の皆が集まるフロアーに、入所者の方の作品が展示されています。
それは習字であったり、絵画であったり、手作り人形であったりと様々。
昨日拝見したなかで、次の俳句に私の目が留まりました。
「荒れ庭の 木々にからみし つるは色づく」
作者の方は、この施設に身を寄せられている老婦人とか。
流れるような美しい筆書体で書かれていました。
私には、この俳句の情景が分かり過ぎるほど分かり、とても感動しました。
思わず胸がいっぱいになり涙が出そうになったほど。
今はまさしく高齢化社会。
齢を重ねて行くということは、色々なことがあるものです。