先週末は上京。
日頃お世話になっている方の病気見舞いでした。
東京の予想気温は33度と聞かされ、夫とふたり覚悟承知のうえの出発でした。
息子が羽田までマイカーで迎えに来てくれ、
幾つかの用事を済ませたあと見舞い先まで直行。
地下を走る首都高速道路等のスケールの大きさに驚きながら、
おのぼりさん以外のなにものでもない私達。
その私達は絶対といっていいほど、東京での運転は出来ないと確信~!
更にオリンピックに向けて、活気的な空気がみなぎっている東京の姿~!
それにひきかえ見舞い先では、
静かにゆっくりと見舞いの言葉を交わすことが出来ました。
私達もお会い出来て一安心といったところ。
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初日は息子宅に泊まり、
翌日の11日は皆で娘宅へ移動。それぞれの元気な様子に一安心。
とはいっても娘家族は今年の3月末に札幌に来たばかりですが~(笑)
▼そして今回の上京目的の二つ目。
それは美術館に行くこと。
先ずは東京都丸の内にある出光美術館へ。
そこは皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階のワンフロアー
▼今回の催しは、等伯と雪舟の「水墨の風」。
かって等伯の「松林図」を目にし、
感動を覚えたときからずっと気になる存在の長谷川等伯。
今回も墨の濃淡を通して風や光を表現、更に奥行きと広がりまでをも表現。
水墨画の持つ不思議な世界を堪能できた思いでした。
▼また鑑賞後は憩いのコーナーがあり、
そこの一面にわたる横長の窓ガラス越しに緑豊かな皇居が一望に眺められます。
更に嬉しいことに無料のお茶も用意されていました。
次の正面は桜田門のようです。
▼また東京駅も遠くに眺めることも~♪
その他霞が関の官公庁もあちこちに。さすが東京ですね。
そうそう、私にとってこの出光美術館は今回で三度目です。
10年?ほど前に、名高い国宝「伴大納言絵巻」全巻を鑑賞出来た想い出があります。
生涯忘れることの出来ないほど嬉しい出来事でした。
昔から美術品等の収集家がいて、
このように貴重な美術品が守られていることは有難いことですね。
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▼出光美術館を後にし、日本橋界隈を遠足するように歩き、
次に向かった先は三井記念美術館。
写真は入場券ですが、この券のモデルさんは、奈良西大寺の「文殊菩薩」。
実物も均整のとれた美しい像でした。
▼が何と言っても、今回の目玉は京都・浄瑠璃寺の「吉祥天女像」。
重文でありながら秘仏。年に数度の開帳以外は厨子に納められたままです。
そのためか色彩も鮮やかに残っており大切に保存されていたことが伺われます。
とにかく想像以上に美人さんですっかり見とれてしまいました。
人気の表れかポストカードなど完全に売り切れ。残念。
次の画像はHPからお借りしたもの。
生での像はふっくらしたたおやかさがあり、本当に美しかった~!!
6/6から6/11までの展示でしたから、鑑賞出来たことはラッキー。
これらを鑑賞後、そのまま羽田空港に向かい帰路へ。
短い東京滞在でしたが、それなりに充実した時間を過ごすことが出来ました。
そして千歳空港に着いたときのヒヤリとした空気。気温は11度でした。
でもこのヒヤリ感がたまらないのですね。安心感とでも言うのでしょうか~(笑)