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2018年 02月 04日
昨年12月から毎日のようにマスメディアを賑わせている大相撲問題。 ことの始まりは貴乃花部屋の貴ノ岩関への暴力事件から発し、 加害者の横綱日馬富士の引退にまで至り、 更に白鴎の横綱としての品位のない取り口にまでおよび、 はたまた貴乃花親方のダンマリ表情から様々な憶測ばかりが飛び交う有様。 それも先日の相撲協会の理事候補選が近づくにつれ、 やれ貴乃花に笑みが戻ったとか、戻らないとかの報道ばかり~(笑) その理事候補選も終わってみると結局のところ番狂わせは起きず、 大方の予想どおり体制維持の結果に。 この騒動を機に私が思うことは、「日本相撲協会」の仕組みは~? そこで登記簿謄本を取り寄せ、じっくり見てみました。 なるほど、現在は「公益財団法人日本相撲協会」となっているのですね。 ということは税制面でもかなりの優遇が得られている筈。 それだけに厳しい条件をクリアしなければならず、 先ずは信用が求められることは勿論、実績も大切な要因であることは明白。 ところで私がこの登記簿を読み一番驚いたことはこの協会の目的欄。 次に転写します。 目 的 「この法人は、太古より五穀豊穣を祈り執り行われた神事(祭事)を起源とし、我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し継承発展させるために、 本場所及び巡業の開催、これを担う人材の育成、相撲道の指導・普及、相撲記録の保存及び活用、国際親善を行うと共に、これらに必要な施設を維持、管理運営し、もって相撲文化の振興と国民の心身の向上に寄与することを目的とする。」 テレビに映し出される貴乃花の口から、相撲道とか国体とかいう言葉を 何度か耳にしたものの何となく違和感を感じていた私です。 でもこうして目的の条項を見ると、あまりにも大義名分のような気がしてびっくり。 これまでの力士暴力事件、野球賭博への関与事件、大麻事件など 目に余る数々の不祥事を考えると全くもってちぐはぐと思うの私だけでしょうか。 確かに志は高く持たなければなりません。 有識者による外部団体の設置など、それなりの努力はしているのでしょうが 彼らも隠ぺいを図るなどの目に余る行為をしていると言われても仕方がないような。 相撲協会よ!しっかりして欲しいもの~! ちなみに相撲は国技と信じている方が多いと思いますが、 国技でも何でもありません。 両国にある競技場をちゃっかり「国技館」と名称づけしたため、 国技と勘違いしている方が多いだけのこと。
by ks-226
| 2018-02-04 20:41
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