北海道ことば(その2) 2006・11・16 |
昨日、北海道ことばについてブログに書いたところ、次第にのってきた私。
今日もすこしお付き合いくださいね。
≪ようやくここまで咲いてくれた今朝のバラ「ヘルムートシュミット」≫
今日は『はんかくさい』です。
「あんた!何やってんのさ~、はんかくさいんでないかい」と、このように言われます。
北海道の子供なら、親から幾度もこのように罵声を浴びながら育っている筈です。
漢字では「半可臭い」と書くのでしょうか。「馬鹿」、「アホ」、「間抜け」といった意味合いで使われます。しかし語尾に「くさい」をつけることで、言い切ってしまわず「らしい」と思わせることで、少しやさしい表現になっている気がします。
つまり、「あんたは、しょうがないねぇ~本当にお馬鹿さんなんだから~」と、慈愛を含んだ叱り言葉であるのです。
≪そろそろ別れが近づいているバラ「アイスバーク」≫
そして次は、トランプ遊びするときの『天を切る』という言葉。
トランプのカードを配る前に、親になる人がシャカシャカとそのカードを切りますよね。
北海道では、この行為を「天(テン)を切る」というのです。北海道人はこれが当たり前で何の不思議でもなく、むしろ標準語だとさえ信じているのですからお目出度い話です。
ところが、道外の人がその場にいて「天を切るって何?」と聞くと、
「あんた、そんなことも知らないの?はんかくさいねぇ~」となる訳です。
≪来春の予定のムスカリが早くも顔を出しています≫
初みぞれ大き傘から仕舞はるる はなを
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