木の根開く 2007・3・8(木) |
三寒四温とはよく言ったもので、このところ全国的に寒さが舞い戻ったような気候が続いているようですね。札幌は、プラス気温が多くなり柔らかな日差しが見られるようになりましたが、庭はご覧のようにまだ積雪があります。でもどんな雪の中でも木の周りは丸くいち早い雪解けが始まっています。これは「木の根開く(キノネアク)」と呼ばれ、俳句では春の季語となっています。こちらはバラの木。寒さには耐えてくれたようですね。
地植えしているコニファーの周りもご覧のとおり。木の周りから雪が解けるのは木の暖かさによるものであり木が生きている証です。
そして、木の周りに土が見え始めると春は足早にやってきます。
雪国の春を告げる現象としてのこの「木の根開く」という言葉は、自然の不思議さや奥深さを充分表しているような気がします。そして、四季の変化がはっきりしている日本ならではの響きを感じるとは思いませんか。
窮屈な新聞受けの冴え返る はなを
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プチ久々です 今日は真冬のような寒さに戻りました
でも こうして写真拝見して 木々 花々 野鳥 すべての生き物に
備わった「木の根開く」言葉のとおりと あらためて 感じます
少しずつ また 少しと 多くの場所で木の根開くが前進して
やがて
白い大地を土色の大地が勝るとき 緑の大地と変わるんですね
寒さのなか 土のぬくもりを感じます
「木の根開く」という言葉、自然と植物がとても仲良しであることの
表れでとても好きな言葉です。そして、俳句の季語もそれらに密接に
かかわりあっていて面白いですよ♪
俳句を作らなくとも、季語辞典を愛読書にしていつも読んでいる人もいるほどです。