ナツツバキ 2007・7・11(水) |
あまりにも有名な「平家物語」の冒頭の一節
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。・・・・」
随分昔のことですが、かって国語の教科書で学んだこの一節は、物忘れが顕著になった今でもすらすらと出てくるほど印象深いものでした。 そして、この娑羅双樹が写真の「夏椿」です。庭では、夏の日差しを受けて今を盛りに咲いています。
≪ツバキ科・ナツツバキ属・日本および朝鮮半島南部原産落葉高木≫
平家物語での娑羅双樹は夏椿のことを言っているのですが、お釈迦様の入滅の際の娑羅双樹そのものは、日本では育たなく別の熱帯樹ということです。この夏椿が仏教の聖樹としての娑羅双樹と似ていることから紛らわしいことになっているのですね。
それでも、別名シャラノキ(娑羅樹)と言われるあたり、なかなか切り離せないようです。
一日花として、朝咲いても夕方には花の形を残したまま散ってしまいます。その姿は、いっときは隆盛を極めながら落ち武者となっていった平家の衰亡と重ね合わせ、「人生のはかなさ」を物語っているようです。
一方、すっきりした株立ちと木肌の美しさは、昨今のガーデニングブームのなかで大変な人気のため園芸屋さんでも品切れが多いとよく耳にしますよ。
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ミルの家では すっきりではなく
かげにかくれてしまってます
夏の風鈴はきっと 花になったら
こんな花~~ つぼみもふっくらしてて かわいい~~~♪
KSさんの庭には昔から有るのですか?
我が家にも2本ありますよ。
ポタッと落ちる姿が憎いです。
つる薔薇でも絡ませようかなーと思考中です。
ユリも素敵ですね。ピンク素敵!香りが漂ってきそうです。
何というユリですか?
ナツツバキも遠慮して隠れてしまうのかしら~~♪
我が家のナツツバキは植えた当時、みるみるうちに弱って
随分心配したことがありました。犯人はカイガラ虫でした。
その後何とか持ち堪えました。
私は、仕事先からレスをしています(コソコソ)
我が家のナツツバキは、かれこれ15年ほど経ちますかね~。
今春の市の記念樹のリストにこのナツツバキもあったので
ギボウシ寒河江と一諸に申し込みして、頂いてきました。
小さな苗木が1本増えました。
でめきんさんのお宅は2本あるのですね♪
何となくお庭の様子が浮かんできます~
バラとシャラの木♪ う~ん、いい感じです♪
百合は品種名が分かりません。どこかにラペルを取っておいた気が
したのですが、無くしたのかなぁ~。ごめんなさい。
4~5年前に近くのホー○ックで購入したものです。
特に木肌が好きです。
この木を商店街の皆さんが植えてある町を見たことありますが、
訪れる側は美しいと見させていただきました。
一日花ではきっと商店街の人々も美しく保つためには色々
苦労があってのでしょうね。
花の少ない夏の時期に、夏椿の存在はとても貴重なような気がします。
そして、白い色というのも夏には相応しいと思ってしまいます。
ただ、一日花であるのが残念です。
でも、その方がより一層平家の悲しい話に色を添えるのでしょうか。