庭のバラと虫 2007・10・17(水) |
「女心と秋の空」に例えられるように秋の空は変わりやすく、日が照っていても次の瞬間突然に雨に見舞われるなど、とにかくコロコロ変わる空模様です。
今朝もどんより曇った重苦しい暗さが立ち込めていましたが、間隙を縫うように日差しが現れ、チャンスとばかりに久し振りにカメラを手に庭に出てみました。寒風に晒された花々はどれも無残な姿ばかりでしたが、その中でかろうじて被写体になり得たバラです。
お馴染の「マチルダ」です。
今年は、このマチルダを何度もブログに登場させました。今朝もカメラを向けてシャッターを押そうとすると、その度に決まって揺れ始めて撮らせてくれません。「もう~いい加減にして~」と言わんばかりに協力してくれません。とにもかくにもやっと撮れた1枚です。
そして、蕾にレンズを向け覗いてみてびっくりです。
右側の蕾の下にクサカゲロウの幼虫です。
さらに拡大してみると、ピントがぼけていますが、アブラムシを捕食している様子が確認できます。いつ雪が降るかも知れないこの寒空にも彼らは懸命なのです。
こちらは、「ファザーズディ」。四季咲きなので年中咲いている感じです。
このバラにもファインダー越しに見えました。
花びらにへばり付いているのは「ヒラタアブ」の幼虫です。
この幼虫もアブラムシを好物としています。ヒラタアブの成虫はこちら。
美しい花は虫を呼び、更にその虫を狙う虫が現れ、その彼らにも必ず天敵がいます。
朝、庭にでてゴミや落ち葉などを片付けていると、虫たちの最後の姿などをよく見かけます。そこでは自然界の厳しさを垣間見ることになるのです。
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ヒラタアブの成虫の、横縞模様は、帯にしたいような、もようですね。
ks-226さんの画像で、昆虫を大分知りました。
マチルダの縁は軽くウェーブがかかっていますから、
テンプルちゃんのイメージと確かに似ていますね。
ヒラタアブの成虫は綺麗な縞模様です。人間には害を与えないので
ことのほか気に入っている虫です。
マチルダはどこから見ても絵になる薔薇ですね。
花の美しさだけでなく昆虫たちの存在も一緒に見ることで、
自然の連鎖を知ることができて、なるほどと思うことがたくさんありました。
これからの厳しい季節に耐えて、また美しい花を咲かせてくれるのを
楽しみにしています。
花に興味が出て観察するようになると、おのずと虫にも関心が向くようになります。
拙い庭でも、鳥や虫などのゲストを迎え入れ、
ひとつの生態系が作ることが出来たら、こんな嬉しいことはありません。
この時期になると モッコウバラの陰になってしまうので、花つきが悪くなっています。それだけ陽が傾いてきた事でしょうね。
ふちどりのピンクが濃くて
これぞ 秋咲きのマチルダの色ですね
朝夕と日中の気温差が美しい色をよけいに
強調してくれるのでしょうか!
バラページも更新しなくっちゃね~~ミル がんばろう!!
なんて ksさんページで さけんでまぁーす!
このマチルダも、そしてグラハム・トーマスも全てミルさんに
教えていただいたバラです。
お蔭様で、今年は存分に愉しませてもらいました。
来年も色々と教えていただいて、後をついていきたいと思っています。