植物園の花 2008・6・28(土) |
今日の札幌の最高気温は23度で終わったようですが、実際には日差しも強く日中の庭仕事は無理と判断。午後からは市内の植物園に涼みがてらの散策とあいなりました。
沢山の花が咲いていました。
「エゾクガイソウ」(蝦夷九蓋草) ≪ゴマノハグサ科・クワガタソウ属≫
本州のクガイソウに比べると、高さもあり葉も大きくなかなか雄大な感じ。
このエゾクガイソウは2メートル以上もあったような気がします。
「エゾネギ」 ≪ユリ科・ネギ属≫
北海道のものは何でも「エゾ・・」がつきますが、別名チャイブ。
これは庭のなかでもコンパニオンプランツとして大いに役立ちそうですね。
また花も綺麗ですから我が家の今後の庭にも是非仲間入りさせたいひとつです。
「エゾノシモツケソウ」(蝦夷下野草)も見ごろでした。
≪バラ科・シモツケソウ属≫
花が開くと、多数の長い雄蕊が幻想的なピンク色に染めあげます。
夢のなかにいるような不思議な錯覚に捉われます。
一方、こちらは「オニシモツケ」(鬼下野)。
シモツケより大型になるので、この鬼がついたそうな。
次の画像は「芥子坊主」。これは何というケシの花なのか。品種によっては栽培が禁止されていることはご承知のとおり。それにしてもヒトデが張り付いたような面白い花後の姿です。
そして見て下さい。「シラン」(紫蘭)の美しさ。 ≪ラン科・シラン属≫
そんな花はシラン(知らん)!と、言わないで下さいね。
この花の名前はよく聞くものの、実際に見たのは初めてでした。あまりにもの美しさに、暫くは側から離れることが出来ませんでした。
最後になりましたが、この花も丁度綺麗に咲いていました。
「ヤマゴボウ」(山牛蒡)。 ≪ヤマゴボウ科・ヤマゴボウ属≫
よく見られる「ヨウシュヤマゴボウ」の花がぶら下るのに対し、こちらの「ヤマゴボウ」は直立型で凛々しい姿です。また花の美しさもこのヤマゴボウの方が群を抜いているように思ったのは私だけでしょうか。
この植物園には、とてつもない大きさで度肝を抜かされる「エゾニュウ」というセリ科の植物があります。今日はその様子見も兼ねていましたが、蕾が大きく膨らんでいたものの開花はまだ先。次回は見逃さないよう是非ともアップするつもりです。
タイ舞踊の付け爪によく似てなと思いました^^
チャイブは淡い紫が可憐ですね。
食用にするために花を摘み取ってしまうのでしょうから
普段はお目にかかれない花ですね。
シランはこちらではお馴染みの花です。
株でどんどん増えてゆくので
集まって咲いてる姿をよく見かけます。
シランの美しさは、大家さんのしらんを見慣れた目には、別の種類かと思いました。
タイの伝統舞踊は映画「王様と私」で観た記憶がありますが、
指を使ったしなやかな踊りが優雅で印象的でした。
このエゾクガイソウの同じ方向に一斉に揺れる様子は
まさしくタイ舞踊を思わせるものかも知れませんね。
それとシランが馴染みの花なんて羨ましい限りです~♪
このエゾクガイソウは、アイヌ名はセタサルと呼ばれ犬のしっぽという
意味だそうです。
なるほど、尻尾と言われるとそのようにも見えますね♪
また、シランはそちらでは珍しくない花のようですね。
もしかしたら、北海道でも栽培可能なのかしら?
今度よく調べて捜してみることにします。