森林公園を歩いて 2008・9・23(火) |
昨日は8月の気温、今日は9月の気温、そして明日は10月の気温とか。
めまぐるしい気温の変化に付いて行くのも大変です。
それでも折角の休日ですから、今日もまた森林公園を歩いてきました。
紅葉にはまだ程遠く緑一色に覆われたままの森林でしたが、アワダチソウの一部に色付きが見られました。きっと、これからの低い気温とともに色付きも進むことでしょう。
この栗の実は林道沿いに無数に落ちていたもの。
イガが開いて栗の実が見えています。秋ですね~。
手に触れると痛いもののやっとの思いで10個ほど拾ってきました。
花はみな終わりを告げ、微かな期待を寄せていた「曙草」(アケボノソウ)にも当然のように会えずじまいでした。結局私の好きなアケボノソウには今年も昨年も空振りのまま。
懲りずに来年に期待を掛けることにしましょう。
さて林道沿いには実を付けた「マムシグサ」がちらほらと姿を見せていました。
北海道のものは「コウライナンテンショウ」と呼ばれる型。毒蛇マムシのような模様の茎は、実は茎ではなく葉柄の下部(偽茎)。本当の茎は偽茎の中にあります。
やがて熟すると真っ赤に色付きます。
このマムシグサは雌雄異株であり、その株の太さによって雌雄が決まるといいます。
大きな株は雌、小さいものは雄と決まっているようです。
けれども、雄株が成長して大きくなると雌株に変化し、逆に雌株が環境の劣化などにより小さくなると雄株に性転換するそうです。
薄暗い森林の中でこの赤い実が目に入って来るとドキッとしますが、融通性のある植物であることは間違いなさそうです。
今日はこの他に珍しい植物にお目に掛かりましたが、その紹介はまた明日に。