カウンター越しの会話 2008・12・12(金) |
市内ではツルツル道路をひたすら足元に注意をしながら、へっぴり腰で歩く人の姿が目立ちました。それにしても、北国の人間は転ばずに上手に歩くものです。もっとも転んでしまったら、骨折を伴うかも知れませんから真剣そのものなのです。
さて、今日の写真は我が家のキッチンのカウンターに置かれた観葉植物などの鉢。
少しでも日当たりの良いスペースがあると、すかさず鉢が置かれてしまいます。
カウンターの内側はキッチンのシンク。そしてカウンターの向こう側は食卓テーブル。
どこの家庭でも見られるごくごく普通の形態です。
私はキッチンにいることが多く、一方夫は男子厨房に入るべからずを実践しています。
そのカウンター越しの婚姻00年夫婦の会話も最近は少し変化が。
新聞に目を通していた夫が、突然こう切り出す。
夫: 「おい、あれは何年くらい前だったかな~?」
私: 「あれって?」
夫: 「あれ、あれだよ~!」
私: 「ああ~、そうね~かれこれ10年も経つかしらね~」
夫; 「そうか、10年か!彼も歳を取っただろうね」
私: 「10年ひと昔というから、人相も変わっているかもね」
夫: 「懐かしいなあ~」
このように夫と私の会話もかみ合っているのか、そうでないのか(笑)
あれ、それ、これ、などを使う会話が最近は多くなりながらも、不思議なもので会話は成り立つことが多いのですね。これを阿吽の呼吸とでも言うのなら体裁が良いかも知れませんが、悲しいかなお互いの老化を舐め合っているだけなのです。
そして愕然とすることは著名人の名をたびたびど忘れ。それでも時間が経つと嘘のように突然にすらすらと名前が蘇る。このように確実なる老化街道を歩みながらも、思い出す度に乾杯の杯を重ねている能天気な私たちでもあるのです。
一生懸命に働いてきたあとは、やっと自分の時間が持てた訳ですから
好きなことをお互いにするのも、また良しでしょうね。
きっとお互いを尊重し合っているのですね^^
没頭できる趣味があるということは恵まれたことだと思います。
だんなしゃんがお皿洗いをしてくれるなんて全く羨ましい!
我が家では、私が寝込むことがあると(一年に一度あるかどうか)
かわりをしてくれるのは子ども達でしたから、夫は何もせずに歳を重ねてきました。
今考えると教育方針が間違っていたかも!
男性も自立しておかなければ、後で困りますものね。