喜多院・息子家族とともに~その2 2009・7・14(火) |
さて、温泉でゆっくり一泊した翌日は川越大師の「喜多院」に向かいました。
ここには徳川家のゆかりの深いお寺として栄えたため、多くの宝物が保存されています。
早速拝観料400円を支払い見学。鴬張りの廊下をキュッキュッと鳴らしながら進みます。
圧巻は江戸城から移築してきた「家光誕生の間」と「春日局の化粧の間」。
薄暗さのなかにも、天井には何十枚にも亘る花の絵の数々。
また襖や壁面に描かれた山水の墨絵、また客殿脇には湯殿と厠(トイレ)も設置されています。それらにはかっての人々の息遣いが聞こえてくる思いがしたものでした。
中庭は、枯山水曲水の庭となっています。
水がなくとも川が流れているかに思わせる庭づくりなのですね。
その庭のなかにひと際鮮やかに咲いていたのは「ノウゼンカズラ」の花。
鮮やかな橙色の花にはアゲハチョウが盛んに舞う姿も。
また、家光公お手植えの枝垂れ桜。桜の季節はきっと華やかなことでしょうね。
最後は喜多院の五百羅漢です。日本三大羅漢のひとつと言われているそうです。
中央の高座には釈迦如来、そして脇に文殊・普腎の両菩薩などを従えています。
そのぐるりを様々のお顔をした羅漢さまの数々。全部で538体が鎮座しています。
一つとして同じ表情がない多種多様なお顔。笑ったり泣いたり怒ったり、また子供を抱えたり動物と共にいるお姿など何度見ても飽きることがないほどです。この辺が人気のある所以のようですね。
かくして孫とともに楽しく過ごした2日間。あっと言う間に過ぎていきました。
息子家族に見送られて羽田を飛び立った1時間半後、千歳空港の気温は16℃。
冷やっとした空気はあまりにも身も心も引き締まる思いがしたものでした。
皆様には2日間にわたりお付き合いを下さり有難うございました。
ほんま 桜の季節に 見てみたい・・
ともかく お孫さんと楽しい 二日間 いいなあ~です
この年になるまで本当に何処にも出かけることが出来なかった私ですから
今こうして新鮮な気持ちを経験でき有難いことだと思っています。
そのうえ今度は孫と一緒なのですからこの上もありません。
これからも脚が衰えないよう頑張るつもりです。
今回の川越の設定は息子たちが計画してくれたのですが、
予想以上に良いところでした。
江戸時代を彷彿させる佇まいはとても魅力的でしたよ。
「古きを知って新しきを知る」とはよく言いますが、
目まぐるしい現代にあって心安らぐ思いがしたものです。
美味しい名物を食べ散策するには、
気候の落ち着いた秋などが良いかも知れませんね。
お早うございます。
川越は昔からの伝統を守るため食についても頑張っているようです。
うなぎや芋料理、そして駄菓子も沢山ありましたよ。
北海道で見かけたという白い葉の木は「マタタビ」ではないかしら。
私も自然散策に出掛けると山あいでよく目にします。