菜園~収穫まで 2011・7・16(土) |
どこにも出掛けられず、また勿論庭仕事も何も出来ません。
そこで、先日から書こう書こうと思っていた菜園のことを少し。
と言っても自分の忘備録としての意味合いが主体のようでもありますが。
我が家の猫の額ほどの菜園でいま収穫出来るものは胡瓜と茄子、そしてシシトウ。
トマトはこれから。ミニと普通のものが半々。ともにまだ青い実。
また昨今のブームでゴーヤも。これも今は背丈を伸ばしているところ。
他にインゲン、長ネギ、三つ葉、ニラ、青紫蘇、水菜、根わさびなどが例年のように。
それでは収穫に至るまでの菜園での作業を箇条書きにしてみます。
但し、あくまでも札幌に住む私の独断と偏見に満ちたものですが・・・
①先ず昨年の収穫が終ったときから、翌年に向けての作業が始まります。
収穫のあとの残渣を全部取り除き、畑地を一度掘り起こす。
これは土の中に残っている虫などを取り除くため。
②今度は浅く掘った土穴に、①で取り出しておいた残渣をカットして投入。
その際、米糠と土を交互に降りかけながらの投入。
他に台所から出来た生ゴミ(専用バケツで熟成していたもの)も土中に投入。
これらはいずれも微生物発酵を促す土作りのためです。
③そのまま冬を迎え雪下で越冬。
④そして今年の春を迎えました。
雪解け後の土が乾いたころを見計らって春耕。これはいわゆる天地替え(今年は4/14)
このとき、昨年投入した残渣や堆肥は土のなかで跡形もなく消えていました。
つまり微生物の働きによって完全に堆肥化されたことになります。
⑤そこで今度は冬の間に専用バケツで作っておいた生ゴミを畑の土中に投入。
そのまま苗の植え付け時まで待つ。
⑥その間菜園の肥料としてのボカシ肥を作成。
その作り方はこちら。
毎年この作り方で真面目に作っています。
が、本来は苗の植え付けの3ヶ月位前に作るのが理想的。
と言うことは苗は6月に入ってから植えるので、その3ヶ月前は3月上旬になります。
ところがその頃の札幌はまだ真冬状態。そのため例年遅くなり今年は4月15日でした。
⑦5月下旬に畑地に石灰を散布。
(この石灰は海苔や菓子などに入っている乾燥剤を利用)
⑧その後いよいよ野菜苗の植え付けです(今年は6月5日でした)
この植え付け時に予め作っておいたボカシ肥を施します。
以上の過程を経て、7月10日過ぎからまず胡瓜の収穫が始まった訳です。
一日4,5本ずつの瑞々しい胡瓜は触ると棘で痛いほど。
それも真面目に獲らなければすぐ巨大化してしまうほどの成長の早さ。
⑨まだ作業はあります。
実がついた頃には追肥も。実はボカシ肥の残りを今朝与えたばかりでした。
こうして、太陽の恵みをいっぱいに受けた育った野菜は味も格別。
まして自分で育て上げた野菜は満足感とともに醍醐味さえも伴うような気がします。
だから野菜づくりは止められないのですね。
家庭で作る野菜はどこも同じようなものなのですね。
私のところは馬鹿の一つ覚えのように例年同じものを作ります。
それも狭い畑でいつもやりくりです。
それとそちらの暑さも早く一段落して欲しいですね。
昨日の札幌は寒く長袖を出してきた程でした。今朝もです。
先日扇風機も出したものの、実はこの夏はまだ動かしていません。
暑いときがあると「暑い~!」と文句を言い、少し寒くなると急に淋しくなってしまいます。人間って我がままなものです(私ですが)
いずれにしても私達も頑張りましょう。
もぎ立ての胡瓜は棘で痛いうえにまだ花がらが付いています。
そして包丁で切ると、ジュッ~!と水分がいっぱい~!
何も料理しないで素材の甘さのまま口にするのが一番かも知れませんね。
昨夜ももぎ立ての茄子を天ぷらにしましたが、
口の中に入ると溶けるような甘さと柔らかさがあり感激でした。
根わさびは北海道では野生化していますが、いわゆる西洋わさびのことです。
ローストビーフの薬味としては欠かせませんね。
でも北海道ではそんなハイカラな食べ方よりも、
すりおろしたものにお醤油を混ぜ白いご飯のうえにかけ、
あまりの辛さに顔をしかめながら食べるというパターンが多いです~(笑)
また、長ネギも必要なときいつでも引っこ抜いて使えるので便利です。
庭だけでなく、たくさんのお野菜まで作っているのですね。お見事です!それも、こんなに立派なお野菜が収穫
出来るのですから~やめられないのも、わかります^^
採れたて野菜は美味しいですからね~
私も今朝、5時からじゃがいも堀りをしてきました。
今日はじゃがいもパーティでもしましょうか^^
なんども土を耕して肥料をして,手抜きせずの姿勢流石ですね。
ほんとに立派なきゅうり!!
畑は庭の方が整ったらと思っていますが,なんだかやる気が出てきますね^^
手作り野菜のなんて美味しいこと,わずかですが経験はあります( ̄▽ ̄*)
「ぼかし肥料」だけでも作ろうかと・・・^^
そちらはもう新ジャガイモの収穫ですか~!
そして早速じゃがいもパーティーとは何だか収穫祭のようで楽しそう~♪
こちらは8月に入ってからになります。
ツルンと皮が剥けるジャガイモは美味しさも格別ですものね。
私が菜園に精を出すのは元来の食いしん坊のせい。
それには自然の恵みによるもぎ立てが一番。
これからは次々と食卓を彩る収穫がとても楽しみです。
でも、食べすぎないよう注意しなくっちゃ~!
野菜の栽培で一番大切なことはやはり良い土づくりだと思います。
それは短時間で出来ることではなく何年も根気づよい努力の結果かも知れません。
先ず収穫した野菜の残渣を土に返すことも効果的。
また魚の頭やハラワタなども大切な肥料。
つまり庭や台所から生まれる有機物を土に戻すことによって
その土を微生物の力を借りて団粒構造に仕立て直してもらう。
それを毎年繰り返すことによって植物が育ち易いフカフカの土壌に。
あとは地力のついた土壌が健康な野菜を育てる~!
こうした連携が上手くいくようになると、もうしめたものです。
ririさんのお宅の胡瓜も、これからきっと実をつけますよ。
楽しみにしましょう~♪
私は一時期堆肥オタクになっていたことがあり、
コンポストを利用して良質堆肥作成に懸命になっていたことがありました。
それを菜園の土に漉き込むことにより少しずつ効果が出てきたようです。
収穫が多くなることは勿論嬉しいですが、
何よりももぎ立ての美味しさを味わうことが一番です。