オタモイ海岸 2012・10・28(日) |
これほどの好天に恵まれた日は、もう今年最後かも知れないと判断(いつもの事ですが~笑)
急遽ドライブがてら小樽市のオタモイ海岸に出掛けて来ました。
向かう高速道路の両脇は錦織なす色鮮やかな紅葉のトンネルのよう。
やがて自宅から約40分後に着いたところは日本海の青い海が広がるところ。
断崖絶壁が幻想的に連なる様子は秘境と呼ばれるに相応しい景観。
この日は晴れていたせいか、遠くにはモヤがかかり更に幻想さを助長。
またこの時期であっても海の色は深くて綺麗。オタモイブルーです。
今では静けさそのものの中に荘厳さが漂っていますが、
かってはここに夢の里として一大リゾート地が展開されていたそうです。
それは日に数千人の観光客で賑わっていたとか。
▼次の写真の左下方に唐門がありますが、これは当時の面影を微かに残しているもの。
またその右側に岩陰から赤いものが少し見えますが、
ここに当時は、岩から突き出すように竜宮閣なる3階建ての建物があったそうです。
今でいうホテルのようなものでしょうか。
▼海岸近くの広場に立てられていた看板に、その当時の模様が記されていました。
へぇ~!と、興味深く何度も何度も読み返して来ました。
ときは昭和11年。財をなした小樽市の一個人が構想を練り上げ建立。
数々の遊園施設の他に、宴会場や食堂なども。そこはまるで竜宮城のようであったとか。
その後戦争突入のため止むなく休業。
戦後再開しようとした矢先に火事により焼失。無念だっことと思われます。
現在の静けさのなかに佇むと、そんなことがあったのか~!と不思議に思うばかり。
まさに栄枯盛衰そのものと思うより仕方ありません。
それにしても日本海側ではニシンで財をなしたお金持ちがいたのですね。
その看板を写真に撮ったものの小さくて読めませんね。ごめんなさい。
▼波打ち際の岩にはフジツボがびっしり張り付いて。
夫と私は歩きづらい岩場を歩いて暫し童心に戻って遊びました。
イワシ?やカニの稚魚が岩穴を棲家としていたり、
おにぎりの飯粒を落としてあげると、すかさず喰らいつく彼ら。
▼ヒトデも色鮮やかに自己主張を。みんな伸び伸びと。
この日海岸に下りるまでの道すがらの植物の様子は次回に回したいと思います。
この時期ですから枯れ草ばかりでしたが、どのような姿であってもそれなりに。
何だか思わせぶりになってしまいましたが、
これから出掛ける用事があるもので申し訳ありません。