帰雁 2007・4・15(日) |
雪解けもぐんぐん進んでくると、渡り鳥のシーズン到来でもあります。
今日は昨年秋にも訪れた美唄市の「宮島沼」の「真雁(マガン)」に会うため出掛けてきました。この国の天然記念物に指定されているマガンについては、昨秋にシベリアから飛来の途中の賑わう姿を見ることが出来ました。そして、春になったこの時期には、逆に日本で越冬したマガンが再び北のシベリアを目指して帰るためにエネルギーを蓄え休息を取るため過ごしているのです。日本に飛来するマガンのほとんどがこの宮島沼を中継地として訪れると言われています。
また、この地には3月末に環境省による「宮島沼水鳥・湿地センター」がオープンしたばかりで、館内では鳥たちを観察するための精巧な望遠鏡も設置され、また参考資料も多く提供されていました。以前は沼のほとりで佇んでの観察しか出来ませんでしたから、これからは鳥マニアの多くの人に利用されることでしょう。
マガンの他に「コハクチョウ」の姿も沢山見られました。こちらは周辺の田んぼで落ち籾や畦の雑草を採食するコハクチョウです。
そして、沼のほとりにはやはり渡り鳥の「オナガガモ」も数多くいます。カモは本当に人間を恐れることはないのですね。警戒心の強いマガンの姿はまだ明るいこの時間には見られません。
やがて夕闇迫るころになると、四方八方の空から群れをなすマガンたちが編隊を組んでねぐらの沼に帰ってくる姿が見られるようになります。その数たるや数千いや数万とも思えるほどでまさに圧巻です。下から見上げると、翼を広げて飛ぶ彼らの姿には神々しいものすら感じてしまいます。沼の上に到着すると、今度はらせん状に旋回しながら、仲間を気遣うように声を出し安全を確認して高度を下げてきます。このように、今日はマガンの群れを間近に体感できる自然環境に身を置く喜びを痛感した一日でした。ちなみにマガンの体重は約2700グラム、全長約75センチほどの大きさです。
山際の夕陽は遅し春の雁 はなを
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風景と溶け合う マガンの群れを待つ人
そばによりそう 春のコハクチョウの群れ
夕陽をうける自然との一体感 すてきです
それを十七音で言い表す
言葉と心のコラボレイションですね~~~♪
季節の姿がいいあらわされているすばらしい句と
なんべんもよませていただきました。
夕陽を受けたシルエット 湖 コハクチョウ達と 一枚の絵です
みとれます~~~♪
ありがとう こちらでは 絶対に見ることのできないものです!
コンサートご苦労さまでした。
大きなお仕事を成し遂げられて今は充実感に満たされていることでしょうね。
今、そちらの桜の写真を堪能してきました。
金沢は城下町なので、ひときわ桜とマッチするようですね。
羨ましい限りです。
札幌の桜はゴールデンウィークのころと思われますが待ち遠しいです。
マガンは、いくつかの家族が集まり助け合いながら隊列を組む訳ですが、
エネルギーの節約のためV字型になったりなかなか賢いですよね。
また、多くの渡り鳥は遺伝的に渡りの習性が組み込まれているのですが、
このマガンは親から学習することが多いそうです。
ですから家族の絆は強く夫婦にしても一生添い遂げるそうですよ。
そして、目的地へは、太陽・星・地磁気を感知して方角を知り
細かい道のりは周囲の地形を学習して進むといわれているそうです。
スゴイと思いますよね。
この日、帰りの車の中でも興奮が治まらず、「二ルスの不思議な旅」の
話題もでましたよ。