優曇華の花 2007・6・13(水) |
札幌もこのところ夏日が続いています。そして、北国の短い夏を謳歌するように庭の虫たちも活発に動き廻っています。特に私の好きな「クサカゲロウ」が頻繁に飛び交う姿を見掛けるようになりました。クサカゲロウの成虫は、体や羽脈が薄緑色で翅が透明な美しい虫です。
英名では lacewing-flies(レースの翅の虫)または aphis-lions(アブラムシのライオン)と呼ばれているそうです。成虫も幼虫も共にアブラムシを捕食するため、無農薬の庭には大切な存在となっています。
しかし、次の写真の幼虫にいたっては、成虫の姿からは想像もできないグロテスクな風貌の上強烈な顎をもってアブラムシを挟み込み吸液します。≪平成19年5月23日撮影≫
そのうえアブラムシの死骸を自分の腹部背面に覆い身を隠すこともします。この行為は天敵から身を守るということなのでしょうか。
そして、何よりも興味深いことはこのクサカゲロウの優曇華(ウドンゲ)と呼ばれる白い卵です。写真はバラ「デンティべス」の蕾に産み付けられた卵がゆらゆらと揺れています。かなり強くぶら下がっていて、水撒きしても取れることはありませんでした。やはり子孫を残すためには強いものを持っているのですね。
この優曇華については昨年も見る機会が多々あり夢中になりましが、その昨年のアップの記事はこちらです。
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何かの菌かと思っていました。
見つけ次第処罰を与えないといけませんね。
きょうから奈良は梅雨入りしました。
で、柏葉アジサイの挿し木をしました。
切って水につけていたら、根元が水につかってなかった。慌て手水足して給水させたけれど、葉がしおれたまんま。
もうそのまま挿し木しました。これは望み薄かもしれません。
先日、動物番組だったと思いますが
ちょうどこの卵のことを取り上げてましたよ。
糸のような管の先端に卵を産み付けるのは
蟻の攻撃から守るためだそうです。
茎からは距離があるけれど管が細すぎて
伝っていくことはできない。
でも雨や風に負けないしなやかな強さを持っていて、
なるほどという感じでした。
蜻蛉を見るとアールヌーヴォー展で見た
ラリックの装飾品を思い出します。
自然の色に近いとても素敵な作品で多くの人が群がってました。
私は見逃してしまいましたが、そんな興味のある番組があったのですね。
なるほど、蟻から身を守るための管だったのですね。
自然界の営みはごく当たり前のことなのでしょうが、
人間の目から見ると神秘の世界ですね~♪
ラリックの蜻蛉の胸飾りが話題になったのは耳にしたことがあります。
さぞ素敵だったでしょうね。
私のところでは、あれほど群がっていたアブラムシが今は随分少なくなりました。
これも頻繁に飛んでいるクサカゲロウのお陰かなぁ~とおもっています。