秋の森林公園 2007・9・16(日) |
今日は町内の運動会の予定でしたが、昨日からの強い雨を受けてグランドの状態が悪く取り止め。庭もびしょぬれで芝刈り不能。であればと、又もやおにぎり持参で「野幌森林公園」へ出発です。最近はおにぎりが多く栄養が偏ると、はなをの不満を聞き流しながら...
雨こそ降っていないものの、どんより曇った重苦しい森林公園でした。
季節がら鳥の鳴き声はなく、虫の声のみが迎え入れてくれました。
林道沿いには、晩夏から秋を代表する花の一つ「エゾトリカブト」(蝦夷鳥兜)が見られました。全草猛毒であることはよく知られていますね。
次は「キツリフネ」(黄釣舟)です。茎の高さは50センチほどでしょうか。その名のごとく3センチほどの黄色の花を吊り下げています。熟した実はちょっと触っただけで勢いをつけて種をはじき飛ばし、子孫を残す賢い方法をとっています。
子孫を残す方法では、やはり林道沿いに咲いていた「ミゾソバ」にもあります。
昆虫に受粉を媒介してもらうこの花は、一度に開花せず長い時間をかけて咲き続けます。そうすることにより、より多くの昆虫のお世話になり子孫繁栄を図るのですね。
そしてもう一つ、「キンミズヒキ」は花も終わりに向かっており実をつけ始めていました。この実をよく見て下さい。この実が衣服にくっついたら離れないのですよ。これも運んで貰うことにより、子孫を残す方法を取っているのではないでしょうか。
最後は次の虫です。この野幌森林公園に行くたびに必ずと言ってよいほど見かけていました。今日もいました。足の長いクモとばかり思っていましたが、これはクモではなく「ザトウムシ」(座頭虫)と言うそうです。長い足で前を探りながら歩く様子から座頭虫の名がついたとのこと。 なるほどですね(笑)
いつも感じることですが、自然界の営みに触れるときほど、心躍ることはないような気がします。
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でもおにぎりを作って公園に向かうフットワークはさすがです(笑)
トリカブトは時折ミステリードラマに使われたりしますが
花に罪はありませんよね。
座頭虫の足は杖代わりなのですね(笑)
昨日の新鮮な野菜達を見てるとぴろまりさんの愛情が
伝わってきますよ♪
このエゾトリカブトは数あるトリカブトの中でも最強の毒性が
あるそうです。以前この毒草を用いた実際の殺人事件がありましたね。
その事件以来、人々の頭には毒草の二文字がインプット
されたような気がします。綺麗な花なのですが・・・・
それと、このザトウムシ面白いネーミングで笑ってしまいました。
この森林公園ではよく見かけますが、かなり大きい個体もいて
びっくりすることが多々あります。
クモは頭部と腹部に分かれていますが、この虫は一体化した体のみ
ですから、クモではないのですね。
管理事務所で名前を伺って、目からうろこでしたよ。
これからは、ひなげしさんとお呼びすることにしますね。
茶花もなさるのですね。多趣味でびっくりしました。
伝統の花のコーナーも早速に拝見させていただきました。
お茶の素養は私にはありませんが、季節の野の花を自然に活ける心は
大いに共感を感じます。
実は、昨日は「曙草」(アケボノソウ)に逢いに行くのが一番の目的でした。
ところが最近盗掘する人がいるようで、いつもの場所にはありませんでした。
一部の心無い人がいることは許されない残念なことでした。
また、終わりかけでしたがサラシナショウマは沢山ありました。
これも茶花としては相応しいのでしょうね。
先生が亡くなられて残念でしょうが、これからも是非続けて下さいね。
ザトウムシ 判りやすいネーミングですね。
フットワークの良さに脱帽。
私もブログのおかげで急激に植物の名前を知りました。
私の場合はボケ防止になっているかも(笑)
でも、やはり忘れることが多いですよ。
ブログはそんな私のための記録となっています。