野の花を訪ねて(西岡公園~その3) 2008・5・27日(火) |
この公園は、札幌市内の住宅地に隣接しているといっても、奥は山につながっている環境にありますから笹も鬱蒼と広がっています。そして、その笹の花は50~70年に一度しか咲かないと言われ非常に珍しい存在となっています。ところが、その珍しい筈の笹の花が、この公園では数多く見られるのです。
写真はまだ開花前のものですが、これから稲の穂のようにぶら下った花を見ることになります。他の山地を歩いても、ほとんど見掛けないこの笹の花が、何故この公園に限って沢山あるのか不思議に思えてなりません。いつも帰りに立ち寄る管理事務所の方ともお話するのですが、いつも見慣れている彼らにはたいした感激もないようです。
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さて、林道沿いでは咲き始めの「チゴユリ」(稚児百合)の姿がわずかに見られました。
こちらは、これから咲こうとする蕾の状態。
≪ユリ科・チゴユリ属≫
そして、咲いた花。
これも高さ20~35cmの多年草 ですが、俯き加減に白い花を咲かせる様子を可憐な稚児に見立てた命名とのこと。地を這い群生するとお稚児さんの行列のように見えるでしょうね。
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最後は、木道沿いのジメジメした湿地に咲いていた「ネコノメソウ」(猫目草)
≪ユキノシタ科・ネコノメソウ属≫
葉と花が見分けがつかないほど見事なグラデーションをなしていますが、花は茎の上部の黄色い苞葉に包まれて小さく咲いています。花のあとの果実が猫の目のように見えるための命名とのこと。この花の様子は、我が家の庭に咲いているユーフォルビアのポリクロマによく似ていると思いました。遠くから見ると明かりが灯ったような独特の雰囲気でした。
以上で今回の山野草は閉じますが、これらの花たちが季節の移ろいとともに、今後どのように変化していくのか、そのことも興味深いことです。
s-hiroさんもご覧になったのですね。やはり高尾は自然が豊富なのですね♪
きっと他にも沢山の山野草があるのではないでしょうか。
笹の花は、やはり花が咲くと枯れると聞いています。
でも、咲いた花から種が落ちて新しい命がすぐ育まれるようです。
花が咲くこと自体が珍しいということなのでしょうね♪
笹の花が咲くことが、長~い年数に一度ということなので、
その研究の成果がなかなか纏まらないようですよ(笑)
今度注意して笹やぶをご覧になってください。
きっと見られるかも知れませんよ♪
時間の許す限り、週末は自然のなかで森林浴です。
野鳥の囀りを耳にしながら、珍しいお花を見つけたときはとても感動です。
ですから、庭の作業は専ら早朝に頑張っています。
今は、日が永いので助かりますね♪