北国の宿根草・デルフィニウム 2008・6・13(金) |
そして、今年もまた元気に花を付け始めてきました。
おりしも、バラの開花と歩調を合わせるかのように時期を同じくしています。
≪キンポウゲ科・デルフィニウム属・耐寒性宿根草≫
このデルフィニウムは雪解けの終わったばかりの春の頃、いち早く土を蹴散らして芽を出してきます。そして見る見るうちに葉を展開させ、ぐんぐんと花芽を伸ばしてくるのです。
冷涼な北海道には本当に相応しい花のようです。それは、あたかも寒さに強い花の道産子といったところ。
そればかりではありません。ひと株から花芽の茎が10本近く立ち上がってきています。
写真では分かりづらいかも知れませんが、つるバラを這わせたトレリスの前に上に向かって伸びている花茎の全部がひと株から出ているのです。なおかつ地際から新しく伸びようとしている小さな芽までが更に次の出番を狙っている有様ですから驚きです。
ジャイアントパシフイック系のこのデルフィニウムは、長い花穂にこれから沢山の花を付けてきます。昨年も晩秋まで絶え間なく咲き続けてくれました。ただ、酸性土が嫌いなのでときどき石灰を。これは私のお得意の使用済みの乾燥剤を使いますよ。
ところで、このデルフィニウムの名はギリシャ語の「デルフィン(=イルカ)」に由来し、蕾の形がイルカのように見えることから名付けられたそうです。一方、日本では飛んでいるツバメに見立てて飛燕草(ひえんそう)と呼ばれているのですね。お国によって見方は違うものです。
===============================
さて、気温17度前後の札幌ではバラの蕾はまだまだ用心深い状態を保っています。
ところが、昨日一番のりで開花を見せたバラ「連弾」だけが緊張の糸を解かれたように咲き進んでいました。
そして、見て下さい。珍しくはありませんが、いま庭に一番多い虫「ガガンボ」。
「アマ」の花のなかで休んでいます。悪さをする虫ではないので遊ばせておきましょう。
お早うございます。
北海道は寒さのため育たない花は数知れずにありますが、
こうして耐寒性抜群の花は有難い存在です。
我が家の色は青とピンク(紫色をおびた)の2種類。
でも、八王子でも夏越しは難しいのでしょうか?
すごい株になってる いいなあ~~
うちのは 去年 すずしい 東側に移動して 夏を無事にすごしたけれど
そんなに大きくはなってません 花は終わりました
南では夏越しが難しいと言われるデルフィニウムを、
今年もよく咲かせましたね♪
それぞれの地域に育つ花だからこそ、そこに生活する人間に寄り添い
自然らしさを保つのでしょうね♪
バラのモッコウバラに憧れる私は北海道に住いするがために
諦めていますよ。沈丁花も然りです。
人間である私も寒さには滅法強く、暑さにはメチャメチャ弱いです(笑)
あんなに雪に埋もれているいるのに、こんなふうに
大地から噴き出すようにように咲くのですね。
イングリッシュガーデンって、北海道にこそ
似合うような気がしています。
ガガンボ、蚊に似ているだけで受難ですね。
蚊のおばさん、と呼んでます。
私も雪に覆われた冬のことを考えると不思議な気がします(笑)
ただ、北海道は高温多湿ではないので耐寒性さえあれば
宿根草は居心地が良いでしょうね。
また、積雪のため大地が潤うことも有難いことです。
イギリスは北海道と同緯度でありながら、暖かい海流によって
花の条件が満たされている訳ですが、
北海道も冷夏でなければ楽しみもやって来てくれます。
でも今年はどうなることやら、こればっかりは自然相手です。
ガガンボ~、蚊のおばさんですか!面白い呼び方ですね(笑)
決して俊敏ではない動きや、ともすれば脚を引っ掛けて
バラバラになってしまうドジ振りは、愛すべきおばさんの姿ね!