植物園の花(エゾニュウ) 2008・7・20(日) |
けれども帰宅してみると、ちびっ子ギャングである孫達の訪問を受け、しかも泊まって行くという。さあ~それからは、おもちゃ箱をひっくり返したような大賑わい。ひと晩泊まって先ほど帰りましたが、幼い孫を相手にあれほど疲れきった私達も、バイバイすると同時に嘘のように元気さが戻ってくるのが不思議です。
さて、昨日の植物園です。樹齢を重ねた木立ちの中は、ひやっとする涼しさです。
園内には「エゾニュウ」(蝦夷にゅう)と呼ばれる大型の植物がありました。
≪セリ科 ・シシウド属 ・多年草≫
一度見てみたいと思いながら、なかなか花の季節の出会いがありませんでした。
今年こそは願いを是非に叶えたいと、7月中旬の開花時期を待っていました。
上の写真の右側に直立しているが、この「エゾニュウ」となります。高さは3メートルにも達しているような気がします。名前に付いている「ニュウ」はアイヌ語とのことですが、意味は分かりません。
私にとっては初対面の「エゾニュウ」ですが、夫は以前に自然の林の中で偶然出会ったことがあるそうです。その場所がどこだったか思い出せないとのことですが、そのときは突然目の前に現れた巨大植物に、ただただ不気味な気持ち悪さだけが残ったとのこと。それほど異様な風貌だったのでしょう。その夫曰く、「植物園のものは上品過ぎて面白みがない!」とは、少し余裕が出てきたようです。
ひとつの花をアップしてみると、更に小さな花が壮大な花序に無数に付いています。
なかなかダイナミックで夏には相応しい植物とは思いませんか。
かってアイヌの人達は食用にしていたとか。食べてもきっと美味しいのでしょうね。
また蝶のキアゲハも、このニュウ類の植物は好むそうです。
一方、上の「エゾニュウ」と似ていますが、こちらは同じセリ科の植物。
「エゾノヨロイグサ」(蝦夷鎧草)
「エゾニュウ」ほどではありませんが、やはり背の高い植物です。また「エゾニュウ」に比べ、茎は細く紫色を帯びています。花には沢山の虫が群がっていました。
これだけの花ですから、虫が見逃す訳はないですね。
<この他の植物園の様子は、また明日に続かせて貰います>
ハナウドも大きいですね。この植物園でもオオハナウドが花を
終えた姿でニョキニョキと立っていましたよ。
でも、どうして北海道のものは大きいのでしょうね。
自然が多いからでしょうか。そして、何でもエゾ・・が付きますね(笑)