秋の蝶 2008・8・25(月) |
その姿には、心なしか秋の風情すら持ち合わせているように思えてなりません。
次の写真は「エゾスジグロシロチョウ」。
蜜を吸いに来たものか、バラの花に止まりゆっくりと翅を広げ始めました。
モンシロチョウと同じ仲間ですが、翅に黒い筋(スジグロ)があることでモンシロチョウと異なります。今の時期には頻繁に見られ、我が家の庭に住いがあるのでは?と、思うほどです。当然にその幼虫も見かけるようになりました。ところで、チョウが卵を産み付ける場合、幼虫が育つように幼虫の好む食草に産み付ける場合が多いですね。
例えば、アゲハは柑橘類の植物に卵を産み付けるように。
そして、このエゾスジグロシロチョウの幼虫の食草は、主にアブラナ科植物の葉。
食草といえば、パセリを好むキアゲハの幼虫の話。ある方が自分の庭に植えてあるパセリをキアゲハに提供していたところ、食欲旺盛な彼はいつしか食べ尽くしてしまったそうです。そこで可哀想に思ったその方は急遽スーパーで購入したパセリを与えたところ、そのパセリを食べたキアゲハの幼虫はご臨終してしまったそうです。何とも恐ろしい話です。
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一方、無農薬の我が家の庭で咲いた今日のバラ「プリンセスミチコ」です。
そして、純白が美しい「アイスバーグ」。
こうした無農薬の庭には、どの花々にも潜んでいるハナグモの姿が見られるなど、そこには人間だけではない自然を共有している沢山の仲間がいることに気がつきます。