グアム旅行~その3(ヤシ) 2008・11・6(木) |
南国の風景というと何といってもヤシの木。燦々と降り注ぐ太陽の下、青く広がる空にぼっかりと浮かぶヤシの木の姿はいかにも熱帯的な印象があり、私のような田舎者にとっては否が応でもリゾート気分満点にしてくれる嬉しい存在です。
「ココヤシ」 ≪ヤシ科・ココヤシ属≫
ところが、もともとヤシの木は鑑賞だけではなく、果実は勿論のこと根から葉にいたるまで全てが有効活用される万能の木とのこと。例えば果肉を取ったあとの殻は調理器具や楽器など、また葉は編み物や家の屋根葺き、樹木の皮はロープや歯ブラシなど、そして根にいたっては歯痛止めや魚を捕まえる網として利用され、古代よりミクロネシアに暮らす人々の生活を支えてきた大切なものだったようです。
そこで、今回多くのヤシの木の中で特に目を見張ったのが「マニラヤシ」と呼ばれる中型のヤシ。 ≪ヤシ科・ベイチィア属 ・フィリッピン原産 ≫
樹形が美しく葉は強くカールしています。そして何よりも面白いと感じたのは、やや膨らんだ幹と葉の接点のところから緑や赤の実が房状にぶら下っている姿でした。
実になる前の花もありました。
クリスマスの頃には実の全てが真っ赤になることから、別名クリスマス・パーム。
ヤシ科の植物は全部で3500種もあるそうです。恐るべき数ですが、私などは最初の写真のココヤシのみがヤシの木と思っていましたから情けないやら恥ずかしいやら。
また、ここグアムでは、道路沿いに並んで植えられているヤシの幹に電飾を巻き付け、夜になるとキラキラと光り輝き、さながらお洒落な街路灯となっていたのが印象的でした。
一方、花が咲き乱れるグアムでは虫が沢山いそうですが、私が見たのは「シロオビアゲハ」と呼ばれる黒い蝶。グアムにはこの蝶しかいないのでは?と思うほどこの黒い蝶のみが無数に飛んでいました。ハイビスカスが特にお気に入りの蝶だそうです。これには納得。それにしても写真が撮れなかったことがとても残念。
また、湿度もあるグアムですからカタツムリもいました。
大きくてびっくりしました。10センチ近くあったでしょうか。まるで巻貝です。
そうそう、何度か目に見えない虫に刺されましたが、痒くはならずいつの間にか消えてしまいます。グアムの虫は毒性がないので腫れたりすることは全くないそうです。不思議なことです。明日もグアムは続きます。宜しくお付き合い下さいますようお願いいたします。
ヤシの実は男性達がゴルフの際、キャディさんから貰ったのがありましたが
とうとう食べ損ねてしまいました。日本に持ち帰ることも出来ず残念でした。
もし、再びグアムを訪れることがあったら是非味わってみたいですね。
食べ物に関しては、一時日本の統治下にあったとき稲作を試み
現地の人に指導したそうですが、誰も見向いてくれなかったとか。
ライムやバナナ、その他果実が沢山実をつけていますから
日本人のように勤勉な稲作などは向いていないようです。
古い 歌にも ある ♪名もしら~ぬ 遠い島より・・♪
椰子の葉は本当に様々のものがありました。面白かったですよ。
島崎藤村の「椰子の実」は、実際に流れてきた椰子の実を歌ったものですよね。
やはり南の国から流れ着いたのでしょうね。椰子と南国はイコールですね。